連載
弾性・塑性設計2『弾塑性を学ぶ』
≪第6回≫降伏から終局へ【その3】
「塑性設計」では、部材と骨組の変形能力を必修として崩壊を基準とする構造設計法である以上、
部材の塑性変形に立脚した設計法だから「降伏から終局へ」が必要なのです。
ご自分のものにして頂くために「復元力特性パターン」を理解するのはもちろんのこと
今後、「塑性率=μ」についても「エンド」すなわち「梁端部」での論理展開となることは予想されますので
特に、「梁端部」における「曲率」による微分(φ=dθ/dx)から「部材端部の回転角(rad)」の積分が必修となります。
これは最も大きな数値を示す塑性率だからです。
設計者の考えたとおりに塑性変形をディスターブ(分散)させて、局部破壊させず全体崩壊形に導くのは
容易ではないだけに理想となる崩壊機構の保証も含めて「クライテリア」のとおり挙動を把握して
真の崩壊メカニズムに近づけるしかありません。
何故なら、現在の保有水平耐力計算では下界定理や上界定理によるあくまでも「近似値」なのです。
ですから「塑性域での降伏応力度=σyから終局応力度=σuの変化プロセス」をご理解頂き気長に学ぶ気持ちを持続されて
この難易な壁を突破されることを望みます。
前回・・・「降伏から終局へ【その2】」


