連載
耐震安全性を考える
≪第6回≫さまざまな疑問から【その6】
さまざまな疑問が生じるのは、やはり「学びの不足」なのでしょう。
正直申し上げて構造の奥の深さは経験を重ねるほど、身にしみて感じています。
昨今の「地震活動」の活発化を見るに付け、極めて稀に起こるとしているものが
次々に発生する訳ですから・・・
「台風」なら事前観測により対応にも時間がありますが。
地震国であるこの国での対応については、過去に連載させて頂きました。
「原子力発電所」の被害は、「想定外」などの会見もあり国民の生命・財産の保護が
どこまで納得したものになるか、今後の行く末に注視する必要があります。
構造物のメッセージとして、マリオ・サルバードリー博士の文献からも読み取れますが、
一意的に自然の法則によって決められる建物では、そのメッセージは構造的作用と厳密な関連をもち、
そして構造的作用自身が意味をもつのである。とされています。
若年期に教えを頂いた先輩は、「自然界の木の自立」を見たとき、
同時に根張りも着目すれば理解出来ると申されました。もっともな理論です。
ただ、若気の至りで気づかなかった
だけの「力の支配とコントロール・負荷の制御」であると考えます。
改めて学んだ「用」「強」「美」の建築の三要素に気づいた次第です。
そして、「さまざまな疑問から」次の世代へ伝承していかなければならない責務を思うとき
学びに終着駅はないと肝に銘じた今日この頃です。
前回・・・「≪第5回≫さまざまな疑問から【その5】」


